2011年6月6日月曜日

震災 

日曜午後、遅くから、くーちゃんと散歩・・とお茶に出かけた。
まぁ・・帰り道はイオスのあまりのやんちゃっぷりに
妹の堪忍袋の尾がブチ切れ・・お勉強になったけど

行く予定だったカフェがお客さんでいっぱいだったので
近くのお城公園に先に行って犬の休憩していたら
年配の品のいいご夫婦が遠くから
「犬だよ!」っておしゃって近づいて来られた。

骨髄バンクの会議のためにいらしゃった方で
犬種やら・・年齢とか・・お話して、
「おうちで飼ってらしゃるのですか?」とお聞きすると
「飼っていたんですけど・・・震災でいなくなって・・」
なんと言っていいのか言葉に詰まってしまった。

愛犬はチワワとポメラニアンのミックスで16才。
ご自宅は石巻市で、津波でご自宅もなにもかも流れたなか
津波の翌日、ご自宅の付近で見かけた方が
いるそうだけれど、まだ、見つかっていないそうです。
張り紙や新聞広告を出したけれど
情報がないし。。。16才だしね・・・と。

見せて下さった写真には
ポメラニアンみたいにふわふわで黒いかわいいワンちゃん・・

いろんなボランティアの方が保護に動いているし
保護されている犬たちも
まだまだ全部の犬の情報が公開されているわけではないし
ネットとかに情報が順次、公開されているから
その中にいるかもしれないですよ
と・・ことばを掛けたけれど・・・・。
お二人ともそっと微笑まれただけだった。

どこかで生きているかもしれないと願いつつ
お二人とも「16歳だった」って過去形だったから
諦めの気持ちも持っていらしゃるのだろうなって感じた。

「もし、私なら・・・。イオスがもし・・」といろいろな想いが湧いた。
あのご夫婦のお気持ちは
「もし・・」なんて想像が行きつけるお気持ちではないと思う。

やんちゃで、人と見れば、しっかりリードを握ってないと
「イオスでしゅ!!かまって、かまって」と
飛びかかるイオスがお話している間
大人しくお座りして、石巻の方のお顔をじっと見てた・・・
その後、珍しく私たち二人の足元に絡んで寝転んで
なんだか悲しそうな目をしてどっかを見てた・・・

イオスも何となくわかるのかな。。。

わんちゃん、会えるといいね・・・

2 件のコメント:

疾風 さんのコメント...

こうゆう時の言葉って難しいですよね。なぐさめていいのかなかなかいい言葉が見つからないハヤテママはもっと言葉を知っていたらと思ってしまうのですよね。難しい・・・。

タビ介 さんのコメント...

そうなんです・・・。こちらの気持ちも揺れるからよけいに言葉がなくって。