2012年7月19日木曜日

レッスン25

ウサギの皮以外のオヤツ全部食べちゃったから
今日のご褒美はフードしかない。(硬いオヤツはご褒美に向かない)

夕方にはスクールのリンクにはいい風が吹く。
とはいえ、アジ組さんは犬も人間もゼーゼー。
先生が水道下に置いたコンクリを捏ねる箱に
犬は飛び込んで足を冷やす。
(全身浸かったり、水道から直接、水をかけてもらう子も)

3組アジさんが終わってイオスの番。
家で母の怒りオーラを全身に浴びているからちょっとシオラシイ。
って思ったら・・暑さでぼ~っとしている母を見て、
「つけ」をテキトーに済ませようとしたり、ダラダラ戻ったり。
その態度に覚醒した母に〆られる。
いつもの歩行訓練でアップした後は新しい課題に入った。

「つけ」をさせて歩き始める。
3歩以内で顔を見なかったらリードショックを入れて戻る。
リードショックは無言で行う。
「つけ」をさせ、再び歩く。
3歩以内で顔を見なかったらリードショックを入れて戻る・・

これをエンドレスで繰り返す。

イオスは「つけ」のときはセットで母の眼を見るが
歩き始めるとうなだれてトボトボ歩きになったり
(匂い嗅ぎ?してませんって。下を向いてるだけです歩き)
あちこちに顔を向けてフンフン空気を嗅ぎながら歩いたり・・・
リードは緩んでいるし、横を歩くけど、競技会でみる「側脚歩行」とは違う。
今までは、先生は
「歩いている時に顔を見たら褒めて。でも顔を見させようとしなくていいよ。」
と言われていた。
今日は、顔をキチンとあげて歩くように教える。
目指すは競技会でみる「側脚歩行」
いよいよ「引っ張らない練習」からランクアップ・・かな?

3歩づつしか歩かないこの練習、繰り返すと
結構、肉体的にツライんですけど。
リードショックを入れるからタイミングを逃さないよう神経を使うし
そのうえ、同じことをエンエン繰り返す・・これが母は苦手だ。
しかし、そんなことは言っていられない。
無私の境地で?ひたすら繰り返す。

30回ぐらい繰り返したところで、
「続けて!だんだん顔が上がってきたから」
その言葉に、力を得て、ひたすら繰り返す。

多分50回も越したころ・・
とうとうイオスが歩き始めから顔を見た。
その瞬間「止まって!褒めて!オヤツ!」

そこで先生からお叱りを受ける。
先生が「褒めるときはちゃんと褒めてって言ってるでしょう?」
首回りを撫ぜていたのだけど
「イオスは首触られるのキライだよ。なんでそこ触るの?
イオス全然嬉しくないよ。」
耳の間をカリカリするのは好きなはず。
でもイオスは先生と他の生徒さんの方が気になる。
さらに・・・
「イオス、褒めてても全然嬉しそうにしないんだよね。飼い主さんに褒められるってものすごく嬉しいことなんだよ。イオスは褒められてるって解ってない。ちゃんと褒めてるって伝わる褒め方を考えて。」

その通りです。
実際、なんとなく、なおざりに褒めてました。
首輪を引っ掴まれると思うのか、イオスは首を触られるのが嫌い。
一方、母は子供の頃から犬の首を触っていた癖が抜けない。
なんとなく、首をカシカシしてしまう。

イオスが嬉しくないと、目を見てもいい事が起ったことにならない。
イオスは普段からあまりオヤツに執着なし。
イオスが喜ぶこと・・
「お利口」っていう言葉。(特別なオヤツがでてくるから?)
耳の間をカリカリすること。
イオスと同じ高さまでかがんで、顔を寄せてギュってする。
短い間に思いついたのはこれぐらい。

その後もひたすら繰り返す。
帰れるんだろうか・・・っていう感覚になりかけたぐらい。
やっと2回目の成功。
座って、ミミの間をカリカリしながら、顔をみて、「お利口!」って言う。
イオス・・ちょっと嬉しそう。
でも!ご褒美のフードには反応なし。
そりゃそうだ。オヤツを満腹になるまで食べた後なんだもん。
オヤツなんてな~~~~んにも魅力なし。

3回目の成功でこの練習は終わり。
明日から特訓だ!
でも…どんだけ根気と根性がいるんだ。。。

かなりヘロヘロの母に先生が
「リードは僕がもつから、走ってあっちへ行ってイオスって呼んで」
走るの~~?と思いつつ、とりあえずチマチマ走る。
「もっと速く走って~。イオス呼んで」
「はい」
「イオスおいで~」
走ってくるイオスが通り過ぎようとしたので慌ててリードを掴む。
すると
「リード持たなくていいから!そばに来たら褒めて座らせて」
先生が来て、イオスのリードを持つ。
「ほら・・今度はあっちへ走って走って。」
10mぐらい離れたところからイオスを呼び、近くに来たら褒める。
これで終わりじゃなく、さらに
「走って~どこでもいいからイオスの名前呼びながら走り回って」
「ついてきたら褒めてね~~。ほら、もっと速く走って~」
リンク中をはしりまわる母。
「ほら~もっと速く」(言われてるのは母です。先生楽しんでないか?)
走るの大好きなイオスはこの突然のゴールデンタイムに大喜び。
喜色満面で走ってくる。

かわゆい・・
でも・・暑いっ。えらい。

「終わり~」
(よかった~~)

イオスも早速タライに足を入れて休憩。
母も入りたいぐらいだ。

日常、あんまり褒めることしてくれないから、
褒め慣れてなくて褒め方が下手なんだよね。
ってイオスのせいにしたいところだが、
それは飼い主の観察不足・怠慢なんだろうね。
少ないチャンスを目いっぱい使ってイオスが嬉しい褒められ方、
もっと研究しなきゃね。


うれしいかお~

2 件のコメント:

tkr さんのコメント...

考えさせられたぁ。 喜ぶのと、興奮するのが紙一重でなかなか褒めてあげてなかったなぁー。 ウチも褒め方を考えます。

タビ介 さんのコメント...

trkさん
叱るより褒める方が難しいです。
褒める=母は嬉しいと伝える・・?
それも訓練中に伝えれる方法。
取りあえず般若のように厳しい顔してる
レッスンしてるハズなんで笑顔を向けて
みます~