2016年3月15日火曜日

浪人生の母日記2

まぁ世の中なんとかなるんちゃうかと思っている母が結構マイってきます。

初冬からセンター直前まで立て続けに体調を崩す。
まぁ、いずれも大したことはなかったのだが、大事な模試が受けられなかったりした。
そう、直前の自分の位置が測りがたいまま本番突入したのだ。

躓きの始まりは、冷蔵庫に入っていた2日目のコロッケ。
まさか食べないだろうと思っていたのに、朝ごはんに食べたんです。
(母が朝は忙しいので、小学生高学年から自分でごはんは用意して食べるようになった)
「それ、大丈夫?」と一瞬思ったが・・食べちゃた後だったから、黙っていた。
そしたら、
地下鉄で気分が悪くなり、駅長室で休んでいたら、模試の開始時間に間に合わなかった。
それを、夜帰ってきてから、ケロっとして報告された。。。。。。

結構大事件じゃないのか、これ?
本人より母が本番でこんなことが起こったらどうしようと一気に不安になる。
追い打ちをかけるように、風邪での発熱を繰り返す。

母は「体調管理」ということに神経質になり始める。

各部屋に去年もお世話になった「ウィルス除去剤」を置く。。。。
お正月の料理の相談を義母にされ「生ものは出さないで」と義母にお願いし
「そんなことまで、神経つかわなあかんのか?お正月に刺身も出さんなんて」と言われ
普段は結構仲よくやっている義母だが、密かにカチンとくる。
気の利く義妹が
「男の子ばっかりなんだから、チマチマしたものよりお肉をバーンと出したほうが喜ぶわ」と
言ってくれ、ステーキになりほっとする。

そして、年内最後の模試。
本人的には「今度こそA判定」な手ごたえだったらしいが「C判定」
「なんで、こんな点になる?」と同封されてる自分の答案をみて、愕然。
採点方式は本番と同じ、論述問題オンリーの2次対策模試だったのだが、
だいたい書けてる論述では、マイナスが多すぎて、結果、低い点数なのだ。

現役の時はE判定でも「まぁこんなもんか」と構えていれたんだけどなぁ。
B判定なんかもらう経験しちゃったから、成績が落ちたことに動揺してしまう。
本人もショックだったと思うが、母も動揺してしまった。
その動揺を抱えたまま、2回目の面談に行く。

「第1志望を落ちたら・・・・今、休学してる大学と今年受ける私立どちらがいいですか」
「第1志望を落ちたら・・・後期は・・」
「第1志望を落ちたら・・・」
どうにも、受かる方向の話をしない母に担当の先生は一言。

「私どもは合格するためにお子様をお預かりしております」

「私も受かるためにそちら様に大金をお支払しました」

と今なら言い返すところだが、「C判定」に動揺している母にその余裕はなかった。
今なら、ココで「うちの子は絶対受かる!」と信じてやるのが親なんだと思うが
とても、そんな出来た親になる余裕はなかった。

そんな母にJr.が追い打ちをかける。
「第3志望には受かっても行かない」
「じゃあ受けなかったらいい」
「練習」
「練習なら、東京まで行くな」

担当の先生が「まぁ、この組み合わせは定石ですし・・・受かってから考えても」

そうですね。
第3志望だって、A判定とはいえ、絶対とは言い難い大学ですものね。。。

センター試験に突入。

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